現役通信制高校生ライター執筆|リアルな学校生活を語ってもらいました
このブログでは多くの体験談を募集・紹介しています。
その中には通信制高校の体験談もありますが、どれも大人になってから語っていただいた体験談です。
通信制高校は時代とともに変化し、また 高校によって特色がかなり違います。
そこで、現役の通信高校生ライターさんに体験談の依頼をしました。
ここからは、ライターさん執筆記事になります。
子ども目線から学校生活について語っていただきました。
通信制高校の一例として参考にしてくださいね。
わずらいかかり(ペンネーム)さん
偏差値70近い全日制の進学校に通っていたが精神的な不調がきっかけで不登校。
通信制高校に転学。
執筆した小説が新聞に掲載された経験を持つ。
歌集の出版を目指しライター、イラストレーターとして活動中。
実際どうなの?現役通信高校生が説明する通信制高校の生活
皆さんは通信制高校についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
問題児が多そう、あんまり行かなくてよさそう、授業が簡単そう……あまりポジティブなイメージは持っていない方が大半なのではないでしょうか。
(ポジティブなイメージを持っていたら申し訳ない)
現役で通信制高校に通う筆者が実際の学校生活について説明していこうと思います。どうぞお付き合いください。
※ここでの「通信制高校」とは筆者の通う学校をさします。全ての通信制高校がこうであるというわけではありません。
とにかく基礎的なことをやる授業
多くの全日制高校の場合、先生が説明してたまに自分で問題を解く…という形が一般的だと思います。
通信制高校の場合、授業のほとんどが自習です。プリントを解いてわからないところがあれば先生に聞く、という形で授業が進みます。
そのプリントの内容もほとんどが教科書に書いてあることで、とにかく基礎を学ぶことを重視しています。
転学前の学校で既にやっていたり、教科書を見たらある程度理解できたりする人にとっては退屈かと思います。
先に進める人向けのサポートはないことが多いので、各自問題集などを購入しておくことをおすすめします。(前の学校で使っていたものをそのまま使うのもあり)
学校にあまり行かなくても大丈夫
月〜金曜日の1〜6時間目まできっちり通う全日制高校に対し、通信制高校は決まった時間割の中から自分の取っている教科がある日のみ行って授業に参加する形になっています。イメージとしては大学が一番近い。
スクーリング(校舎に行って授業を受けること)数が多い科目を取れば それだけ学校に行く日が多くなりますし、少ない科目を取れば学校にあまり行かないで卒業することができます。
この点は通信制高校のメリットの一つでもあります。
ただ 自分を律することができないとあっという間にスクーリング日数が足りなくなり、卒業の危機に瀕することになります。このあたりは全日制よりシビアです。
服装が自由で派手な人が多い
通信制高校は多くが服装自由です。現に私も髪を染めてピアスを開けていますし、多くの生徒が自由にオシャレを楽しんでいます。
制服もありますが着用は自由なので体感7割が私服、2割が制服、もう1割は制服「風」の私服を着用しています。
そのため大体は派手で中には高校生に見えないような生徒も存在します。その一方で、パーカーにジャージなどラフな格好で来ている生徒もいます。
自分が好きな格好をできるのは大きな強みですが、一見すると怖いような生徒も少なからずいるので登校にやや緊張することがあります。
友達は全日制よりできにくい
基本的に通信制高校は個人での活動が多いです。そのため、クラス単位の行事に積極的に参加しないとなかなか友達ができません。
高校を卒業するために学校に行く分には問題がないのですが、一人だとサボってしまう性格だったり、一人が苦手だったりすると登校が億劫になり、結果的にスクーリングの日数が足りなくなる可能性があります。
その場合は年一回のスクーリングで済む学校や、自宅からオンラインで授業を受けられるシステムの学校を探すと負担が少なく高校卒業を目指せるので、通信制高校を探す際には複数の学校を調べてみることをオススメします。
まとめ
・授業は基礎的なことを学ぶことを重視
・選択によってはあまり学校に行かなくてもいい
・個性的で派手な人が多い
・友達は行事に積極的に参加しないとできにくい
通信制高校の生活について説明しましたがいかがだったでしょうか?
通信制高校について抱いていたイメージとは違いましたか?
この記事が通信制高校に通おうか迷っている方の手助けになれば幸いです。
子ども目線の記事は参考になりますね。
貴重な体験談をありがとうございました!
今までの募集した体験談とは違い、今回は仕事として正式に執筆を依頼をしました。
通信制高校に通いながら、得意な文章力を活かしてライターさんをしています。
今は、こうやって自宅にいながらも得意なことで仕事ができるんですよね。
これからの活躍を応援しています。
こちらは親目線で解説した記事です