SNS・クラスLINEでの誹謗中傷、スクールカーストについて
SNSでの誹謗中傷が問題となっています。
これは有名人だけではなく、子ども達の世界でもあります。
スクールカーストについても取り上げられるようになりました。
ただのグループではなく、序列なんですよね。
これは、子ども達だけではなくて、ママカーストもあります。
どちらも自分が子どもの頃にはなかったものです。
今回の記事は、子どもの世代に近く、不登校の経験者で、心理カウンセラーの資格があるライターさんに執筆していただきました。
最後に、少し感想を書きました。
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SNS・クラスLINEでのいじめや誹謗中傷
小中学生の多くがスマホを所有し、LINEなどのSNSを使って連絡を取るようになった現代だからこそ、いじめによる問題が深刻化しています。
いじめというと、学校内で行われているものだと思っているかもしれません。
人と人の繋がりがより気軽にできるSNSですが、認知するのが難しく、まわりが気づいたときには、深刻な問題になっていることもあります。
例えば、クラスLINEもその一つです。
クラスのほとんどが入っているグループLINEは、ときに特定の子どもに対しての誹謗中傷の原因となってしまうこともあります。
きっかけは本当に些細なことになり、クラスの代表的な生徒が発言した内容がきっかけで既読スルー、誹謗中傷が集中的に行われしまうこともあります。
SNSのように目の前に相手がいないケースや匿名性の高いSNSは、安易に書き込みができるからこそ、簡単に被害者にも加害者にもなることがあります。
また、グループLINEに誘われない、入っていたのにいきなり外されてしまいその理由が聞けないなど、SNS特有の特徴が原因となっていることもあります。
グループLINEだけの問題に限らず、個別LINEで「死ね」や「学校に来るな」などの悪口が送られてくるなど、誰にも言えずに悩んでいる子どももいます。
学校に行くと陰口を言われるようになり、視線が気になり学校に行けず不登校になってしまうことも…。
直接自分で見なくても「悪口を言われている」と聞けば、子どもは傷つきます。
SNSによるネットいじめは、日常茶飯事で起きています。
これだけSNSによるいじめが問題になると、子どもにスマホを持たせるべきなのか悩まれる親御さんもいると思います。
ただ、子どもにとってもコミュニケーションの一環であり、持たせないのは難しいはずです。
子どものグループLINEを除くなどの過干渉になっては、子どもの自尊心を傷つけることにもなってしまいます。
現代のようにSNSによる連絡手段が当たり前になっている時代だからこそ、子どもと話す機会を多くとり、相談しやすい関係を築いていくことも大切です。
子どものなかには、親に心配をかけたくないと我慢してしまうケースも少なくありません。
自分がそうだったからわかりますが、いじめられていると話すことが恥ずかしい、知られたくない子も多いのです。
また、共働きで忙しく、話す時間がなかなかとれないなんてご家庭もあると思います。
もし、子どもがSNSでいじめにあってしまったとき、まずはその経緯や状況を把握しておくこと、できるだけ証拠を集めるためにスクリーンショット等で残しておくことも大切です。
学校側に相談したり、動いてもらうには必要となってくることがあります。
子どもを守れるのは親だからこそ、「うちの子どもはいじめにあうはずがない」と考えるのではなく、もし加害者・被害者になってしまったら…?と考え冷静に行動できるようにしましょう。
また、子どもの変化に気づけるようにコミュニケーションの機会を増やしていきましょう。
娘が不登校になる前に、クラスLINEが荒れていると言っていました。
LINEも少し見ました。そういう点ではコミュニケーションは取れていたほうだと思います。
この件は担任も把握していて、本人に注意をし解決したと後から聞きました。
娘自身がターゲットではありません。でも、どう返したらいいんだろう。既読スルーでいいの?それだと同意してるって思われるよねと悩んでいました。
そういう世界を見てしまうこと、自分もいつか…陰で自分も…繊細な子ほど気にしますね。
でも、クラスLINEは情報も入ってくるし、入らないと疎外感もある。
簡単に書けちゃう時代すぎるんですよね。
学校終わってもクラスと繋がってて気が休まらない。
1対1じゃなくて大勢に一瞬で書けちゃう。気軽なツール。
相手に応じて言葉遣いを変えられない。
親しさにもレベルがあるし、いろんな性格の子がいるのにね。
連絡事項だけならいいけど感情を入れる。
手紙だったら書いては消して。出す前に読み直す。
残るって思うから。ネット上の言葉って流れていくと思ってる。
実際には心の中に残るんだよね。
あと、チェーンメールのようなものもLINEを利用して今なおあります。何人に送らないとってあれですね。これも回ってきて悩んでました。
子どもが使いこなすのは難しい。
新学期の女子の悩み、スクールカーストについて
新学期が始まるこの時期だからこそ、悩まれるお子さんが多いのが女子グループによる派閥やいじめ、マウンティングではないでしょうか。
近頃はスクールカーストなどの言葉もあり、女子同士ならではの人間関係に悩む人も多いと思います。
一見、どんなに仲良く見える女子グループであっても、マウントは存在します。
繊細で悩みやすいお子さんほど、このスクールカーストに悩み、自分の立ち位置や存在がわからなくなってしまいます。
スクールカーストとはいわゆる、ランク付けのようなものです。
学校によっても違いますが、容姿端麗、学業優秀になると“一軍”、並のいたって普通の女子が“二軍”、地味で目立たない女子が“三軍”なんて言われる風潮があるようです。
もちろん、こんなに単純なものではなく、人間関係や家庭環境なども影響し、ちょっとした変化によって一気に上下します。
もともと 女子はグループ(集団行動)が好きで、決まった相手と同調し一緒に何かをすることに喜びや楽しさのようなものを覚えます。
一軍の女子になると、自分とは違った存在で常にマウンティングされている、こんな心理を覚え自然と距離ができてしまいます。
なかには、一軍にいて、二軍や三軍を見下すような女子もいます。
女子といってもそれぞれに性格は違います。
環境も考え方も違えば、クラスで目立ちやすい女子もいます。
心理カウンセラーとして言えることは、見えないものを気にしても仕方がないということ。
もちろん いじめなどの明らかな態度が出ている場合は別ですが、ただ、ランク付けされているような気になってしまい、せっかくの学校生活が楽しめなくなってしまう女子もいます。
ただ、1学期は1軍にいたとしても、何かの拍子に2軍になり、3軍と落ちてしまい不登校になってしまう女子もいます。
この落差が大きいほど、なにか心に傷を追ってしまい、立ち直るのが難しいケースも見てきました。
女子は妬みのような気持ちを持っている人もいるので、1軍から2軍になると途端に周囲の態度が変わる…なんてケースもあるのです。
新学期が始まると、クラスでも必ず目立つ女子はいます。
ただ「私はどう思われているのだろう」と考えてしまい、ネガティブになるのはおすすめしません。
他人の視線ばかりを気にしていると女子グループが怖いものに見えてしまいます。
女子の数だけ考え方に違いがあり、あなたのことを理解しわかってくれる友人がいれば、それだけでも学校生活は充実します。あなたらしい学生生活を送りましょう。
キラキラしている子が人気者だったのは昔からありました。
同じような子が集まるグループはありましたよね。
でも、底辺だとか、そこまでは考えたことはないです。
上を見たり、下を見たり疲れるよね。そりゃ、多感な時期に いろんな感情が出てくる。
めんどくさいし、怖いですね。これじゃ、自己否定感が強くなっていく。
以前、マツコさんの番組で、このスクールカーストについて話している時がありました。
「カースト外」という言葉を口にしました。
なるほどって思ったんです。カーストの外で自分らしく楽しく生きていけばいい。その方が意味があるって。
娘が不登校となってから言われた言葉があります。
枠にはまらなくていい。枠の外で自分らしく生きやすい道を。
脱落と考えるのではなく、自由になれる。
マツコさんが良い意味でも悪い意味でもと言っていました。
本人がどう捉えるかですよね。
クラスの中の序列なんて、狭い世界、一時的なんだけど、子どもの時って、そこしか見えないんですよね。
でも、その枠が苦しかったら、枠から離れた部分を見る。そうすると視界が一気に変わる。
それをうまく大人が伝えられたら、子どもは気持ちが楽になると思う。
この時の内容の記事を探しました。下記に紹介します。
是非、読んでみてください。