いじめにより不登校、再登校した体験談|悩んでいる子へメッセージ

いじめから復学
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そら

この記事は現役の通信制高校生のライターさん執筆の記事です。
不登校の体験談を依頼しました。

ライターさん紹介

中学1年、いじめにより不登校。その後復学。
現在は通信制高校に通いながら、ライターとしても活動しています。

インタビュー、レビュー記事にも協力してもらいました。

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私は中学一年生の2月~3月まで不登校でした。

連続した不登校の時期は短かったのですが、二年生になってからも体調不良が続き、ポツポツと休むことがありました。

もともと私をいじめていた一人(主犯2)とは仲良くしていたのですが、主犯格の子が片思いしていた男子と仲良くしていたために無視されるようになりました。

2人はクラスの影響力が強かったので、だんだんとクラスのほぼ全員の女子から無視されるようになりました。

いじめはエスカレートしていき、目の前で悪口を言われたり、教科書を盗まれたり、階段から突き落とされたりするようになりました。

もともと 私は1人でも平気なタイプだったので、学校ではさほど不自由な生活は送っていませんでした。

しかし、何人もの人間から同時に笑われたり、陰口を言われることによってじわじわと精神を病んでいきました。

この時、精神的にはギリギリの状態でしたが、1人でいるということで何とか耐えていましたが、 1人の女子が何回も私のあとをつけてくるようになった時から不登校になりました。

それまでほとんど話したことがない子で、何か話したいことがあるのかと思って声をかけても逃げるようにどこかへ行ってしまいました。

また しばらくするとあとをつけてくるというストーカーのような気持ち悪さに、また違った種類の恐怖を覚えました。

今でも彼女が何をしたかったのかはわかりません。

1人で過ごすこともできなくなった私は、その翌週から学校に行けなくなりました。

できるだけ行きたいという気持ちもありましたが、身体はもう限界でした。

午前中は寝て過ごすような日々が続きました。

幼なじみがお見舞いに来てくれたこともありましたが、あまり対応ができませんでした。

学校に行けない時に思っていたことは、友達に会いたいということと、今年卒業の姉の卒業式に出席したいということでした。

その後、母と学年主任の先生に面談をして、主犯の子達とは来年クラスを離してもらうという約束をした後、3月から学校に行くようになりました。

今は自傷行為をやめることはできましたが、女性恐怖症と記憶障害が残ってしまい、日記を見返しても曖昧なことがあります。

早くいじめを犯罪として捉える国になって欲しいです。

軽い気持ちで人の人生を壊すことができる世の中が早く終わることを願っています。

いじめに悩んでいる子へ

いじめの主犯に対して「なんでこんな事をするんだろう」という気持ちになりますが、相手は犯罪者です。

犯罪者の気持ちを理解なんてしなくてもいいんです。

逮捕はされないかもしれませんが、これから犯罪者が幸せに生きていくことなんかできません。

最後に幸せになるのはあなたです。つらい時は休んでくださいね。

そら

階段から落とされたこと、心配でお聞きしました。
身体に怪我はなかったそうです。でも、心には大きな傷となります。

お母さんに相談でき、学校側が動いてくれて再登校ができていますが、なかなか言えない、言っても変わらないこともあると思います。

学校で、こんなことがあってはならないです。
いじめは人の心や人生を壊す行為。そう、犯罪です。
いじめられた側が学校に行けなくなることは理不尽です。
加害者が守られることはおかしい。

そんな学校なら無理して行かなくていいです。
まずはこれ以上傷つかないように自分を守ってほしい。

つらい経験をお話してくださり、子ども達にメッセージをありがとうございました。

上記は以前に読んだ記事です。学校が動かない場合の1つの手段だと思います。
たとえ、身体に怪我がなくても、心に大きな傷はおっています。許されることではない。
学校側は軽く考えず、知るべきです。命に関わること。
被害者が守られなければいけないんです。

一部を引用します。

被害生徒の親としては、身近に信頼できる医師がいれば、診断書を依頼すればいい。
しかし、多くの医師は、診断名、通院の必要性等を記した診断書しか書かないであろう。
これでは逆効果である。

 学校は「病気だから医者に任せよう」と判断する。
学校内に原因がにあって、自分たちがそれに対処する責任を持っているという事実から目をそらそうとする。

 ご家族としては、この記事をプリントアウトして、医師に示して、「この通り書いてほしい」とおっしゃってもいいかもしれない。
その際、ご家族には、医師各位に上記免責事項にご留意いただくようお伝えいただきたいと思う。

引用元:1枚の診断書がいじめ自殺を防ぐ 医師だからできること
井原 裕 (獨協医科大学埼玉医療センターこころの診療科教授)
Wedge ONLINE

子ども達の声が無駄になるような、子ども達を失望させる社会、大人達であってはいけない。

親御さんの声の中にも いじめについて書いていたものがあります。

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