不登校となった時の母親の仕事|続けた方がいい?家にいた方がいい?
私は普段は主婦で、在宅でできる仕事をちょこちょことしています。
自分のペースでのんびりとやっています。
この記事では、不登校の子どもが家にいて、お母さんが仕事をすることについて書きました。
あくまで私が感じたことです。
その後、50人の不登校の子のお母さんにアンケートを取りました。
私が働きに出ることをやめて在宅ワークを始めた理由
娘が小学生になるまでは同居ということもあり、義母に娘を預けて外で働いていました。
派遣会社に登録して、短期・単発の仕事をしていました。
仕事がしたかったんです。お金もほしかった。何より自分の時間が欲しかった。
しんどい職場もありましたが、仕事をしている時間が好きでした。
ただ、娘がとにかくよく休みました。年少で1/3欠席しました。
幼稚園の頃から登園渋りがあり、熱も頻繁に出しました。
今となっては、当時から心身症のような症状が出ていたんだと思います。
特に短期間の仕事だと、その期間が繁忙期でもあり、休めないんです。
どちらかというと手がかかる子です。高齢の義母には大変でした。
そして、小学1年生で付き添い登校をすることになりました。
数か月間、カウンセリングで通院もしました。
この、学校のやり取り、通院は私じゃないとできなかったんですね。
その後、学校に順調に行けるようになってから 一度仕事に復帰しました。
でも、その頃、義父の末期がんの診断、介護もあり 自宅でできる仕事を真剣に考え始めました。
私の場合は、娘が中2で完全不登校となる前から在宅ワークをしていました。
不登校の子のお母さんが仕事を続けるメリット
子どもの年齢、一人で留守番できるかどうか、心の状態にもよりますよね。
あとは、学校、適応指導教室、フリースクール、病院への送迎などが必要かどうか。
私は上記の事情で仕事はやめてしまいましたが、続けられる環境であれば、続けた方がいいと思っています。
お金、経済的な問題
1つには現実的な問題として、不登校になるとお金がかかるんですよね。
ただ家にいるだけなのに?って、知らない人は思うかもしれません。
民間のフリースクールに行けば高額です。月3万が平均。送迎費用もかかります。
学校以外の勉強、ホームスクーリング。塾、家庭教師、通信教材なども新しくはじめたら費用がかかります。
通院、カウンセリング。たとえ医療費が無償の時期でも交通費もかかります。
民間のカウンセリングや親が子どものために受ける時は自費で高額となります。
その他、起立性調節障害を治そうと、栄養療法、サプリ、自律神経を整えるグッズ。
不登校関連の書籍など…たくさん買いましたね。
長期になれば積み重ねとなります。
無駄になったものも多いけど藁にもすがる気持ちでした。
ずっと自宅にいたら、食費、エアコンなど水光熱費、トイレットペーパーだとか消耗品費も地味にかかります。
娘のやりたいことを応援したい。まずは楽しいことを、それが心の治療。
そこにお金をかなり使いましたね。後悔はしていませんが、多分、相当な額ですね。
不登校によって、想定外の出費があるんです。
家計の負担が一気に変わりました。
将来の選択肢を増やしてあげたい
これも、上記のお金と同じなんですが、今ではなく先のことが不安になります。
進路が今までのルート、計画通りにはいかなくなります。
娘は、今、私立の通信制高校に通っています。
不登校になる前は考えていなかった道に進んでいます。
公立が難しくなれば私立となります。
通信制は私立の方が多く、サポート校は本当に高い。
それでも、順調に通えればいいけど、また不登校となれば転校となるかもしれない。
お金をドブに捨てるようなこともあるんですね。
高校、大学、専門学校を考えた時、お金があった方が選択肢が増えます。
もしもの時も考えて、お金はあった方がいい。
その方が安心なんです。心のゆとりができます。
親のメンタルを保つため、リフレッシュ
もう1つは、家にずっといると息が詰まります。
外に出ることで心の安定が保てる場合もあります。気分転換です。
子どもがなかなか起きなくて、スマホや動画を見続ける姿を目にする。
不安になる。モヤモヤする。口を出したくなります。
口に出さなくても表情に出るんですよね。無言の圧力となります。
子どもにとっても、心の休養・回復として距離を置きたい時期があります。
部屋にひきこもらず、自由に家の中で過ごせます。好きなことをしやすい。
ずっと不登校の子のことばかり考えると、親の心も疲弊します。
依存し、衝突することにもなる。実際、我が家は荒れましたね(^^;)
現実逃避というか、仕事をしている方が気がまぎれます。
特に良い職場、同僚に恵まれていたら、やめないほうがいいと思います。
自分で食事を用意することがきっかけで料理の道に目覚めた子もいます。自立の一歩となることもあります。
お母さんがそのままでいる。生活が変わらないほうが、子どもは安心するんです。←言われた言葉です。
学校に行かないことで罪悪感を持ち、自責の念がある子は、自分のせいでお母さんが仕事をやめたと思うかもしれない。
親も自分の人生を生きることが大切と医師に言われました(^^;)
ただ、お母さん自身が体調を崩した場合は仕事を続けることが大変です。どうか無理されませんように。
在宅、出社と選べる働き方
不登校の子のお母さんが家にいるメリット
子どもの心の状態が不安定、ものすごく不安が大きくて、一人にしておくことが心配な状況の時は、家にいる方が安心です。
子どもが家にいてほしいと頼む場合もあります。
年齢についてですが、中学生なら家で留守番できるでしょ?って一般的には言われるでしょう。
そうとは限らない。実年齢もありますが、幼児退行する時期もあります。
無気力で何もできない状態の時は、ほっといたら、ほんとうに何も食べない。
部屋から全く出てこなくて、ひきこもりました。心配なんですよね。
命に関わるような場合もあります。
付き添い登校、保健室、夕方登校、通院やカウンセリングなど、子どもの心が動き出したタイミングに合わせて動きやすい。
直前のキャンセルや変更でも対応しやすい。
行こうとしても行けないことがよくあります。
そういう面でも、自分のペースの仕事であれば、精神的な負担も軽くなります。
学校とのやり取りも、いつでもできます。時間の余裕ができます。
言いかえると、いつでも行ける状況は、登校刺激にもなりやすい。
学校に行かなきゃと罪悪感を持つし、電話に怯えるようになりました。
なので、自宅にいる時も、適度に外に出るようにしていました。
家にいても、親の気分転換は必要なんです。それは同じです。
その気分転換として、在宅ワークも1つの方法です。自分の時間を作ること。
少しでもお金の不安が減り、気持ちに余裕ができます。
そのお金で自分にご褒美、美味しいもの食べたりする。
家だろうが仕事をしている間は子どものことからは離れられます。
子どものことだけをずっと考え続けるとメンタルがもたないんです。
子どもに、不登校だって罪悪感を持たず、笑顔で過ごしてほしいと思っていました。それは親も同じなんですよね。
いろいろ書きましたが、不登校のパターン、子どもの年齢、状態によります。
育児、介護、自分の体調で、外に出ることが難しい状態の時は在宅ワークでもいい。親も何かしていた方がいいんですよね。
自分の時間を持つことが大切です。
また、家にいても できることはある。社会と繋がることができる。
ひきこもった子に、その姿を見せることができます。
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