中3、年度初めに、学校からプリント(お便り)を大量にもらってきました。
その中の1枚に手が止まりました。そこには「不登校」の文字があったから。
今までももらってたけど、ちゃんと目を通したことがなかった。
子どもが不登校からひきこもり、心が不安定になった時、どこに相談すればいいんだろう?って思いますよね。
このプリントに書かれている相談先、そして自分が調べた支援先をここに残します。
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児童精神科や心療内科などの医療機関は、初診が数ヶ月先など簡単に予約が取れないのが現状です。
発達面も含めて相談できる先が少なく、子ども自身が確実に動ける日、タイミングがなかなか取れません。
当時、小児科に通っていて連携した心理室でカウンセリングを受けていました。
スクールカウンセラー、適応指導教室にも相談しました。
適応指導教室に通えなくても、復学が目的じゃなくても、進路のことなど相談してもいいと言われました。
ただ聞いてもらえるだけでも気持ちが楽になりました。
通信制高校では、カウンセラーさんがいたり、委託していて無料で受けられる場合もあります。
娘の学校は希望すればチャットや電話でカウンセリングが受けられました。
ただ、どのような資格を持っているのか確認はした方がいいです。
オンラインのフリースクールでも保護者のサポートをしています。
LINEやチャットで相談できたり、保護者同士の交流もできます(月額費用に含まれています)
切り取って保管できる不登校に悩む親子のためのお役立ちアドレス一覧付き
相談先一覧
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最初の窓口は学校の担任、不登校担当、スクールカウンセラーとなります。
そして、公的機関と医療機関。
民間の支援先もあります。
(あまりにも高額だったり、子どもを無理に動かす場合は冷静に考える必要があります)
内閣府
文部科学省のホームページには、こう記載されています。
学校の設置者である教育委員会では、「教育センター」や「教育相談所」などで、児童生徒等に関する教育相談を行うための相談窓口を設けています。また、不登校に関する支援等を行うために教育委員会が設置している「教育支援センター(適応指導教室)」では、不登校に関する相談活動を行うと同時に不登校児童生徒に対する通所指導(カウンセリング、教科指導、体験活動など)を行っています。
引用元:文部科学省 不登校への対応について
さらに、厚生労働省が所管する児童相談所、保健所、精神保健福祉センター等においても相談活動を行っています。
これらの相談窓口については,地域において名称等が異なりますので、詳しくは各都道府県・市区町村でお問い合わせください。
記載があるのは下記の窓口です
- 教育センター、教育相談所
- 教育支援センター(適応指導教室)
- 児童相談所
- 保健所
- 精神保健福祉センター
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全般が内閣府、学校教育は文部科学省、心と身体の健康、子育ては厚生労働省、子どもの人権は法務省が管轄しています。
思春期の心の健康は保健所や保健センター。
どちらも不登校の相談はできます。
どこに相談するべきかわからない時は市の相談窓口に。
教育委員会など繋いでもらえます。
文部科学省の全国共通の子どものSOSダイヤル
いじめなど子どものSOS全般
0120-78310(フリーダイヤルのナヤミイオー) です。
ここにかけると、所在地の教育委員会の相談窓口につながります。
![](https://www.gov-online.go.jp/assets/stopbullying_main.webp)
いじめ、犯罪等の相談窓口(警察庁)
プリントには他にも、県の警察本部、県の教育委員会、教育センター、スポーツ振興財団、全国共通の児童相談所、市の適応指導教室、相談センターの電話番号が記載されていました(これは地域ごとに違います。)
・放課後等デイサービス(6歳から18歳の障害のある児童を対象、受給証が必要)
子ども用の相談窓口一覧
![](https://tusinjk.com/wp-content/uploads/2022/04/sostel-2.jpg)
子ども家庭丁
![](https://www.cfa.go.jp/themes/custom/gov_theme_cfa_2023/assets/images/ogp.png)
厚生労働省の相談窓口
- 児童相談所
- 児童相談センター
- 児童家庭支援センター
- 教育センター
- 保健所
- 保健センター
- 精神保健福祉センター
- ひきこもり地域支援センター
- 発達障害者支援センター
![](https://jscp.or.jp/mt-static/support/theme_static/jscp_template/ogp.png)
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 おこなおう まもろうよ こころ(ナビダイヤル)
チャット
![](https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/images/ogImg.jpg)
法務省
友達から「いじめ」にあって学校に行きたくない、家の人にいやなことをされる、部活動で暴言・暴力を受けているなど、先生や親には話しにくいけど、このままではどうしていいか分からない、誰も気づいてくれない・・・。
引用元:法務省 子どもの人権110番
このような悩みがあったら、迷わず電話してください。「まわりでこんなことで困っている人がいる」という相談でもいいです。
![](https://tusinjk.com/wp-content/uploads/2022/04/001355098-1.jpg)
社会福祉協議会
全国にあって、自治体ごとに不登校やひきこもりの支援をしています。
その他
思春期電話相談 思春期・FPホットライン:03-3235-2638
![](https://www.nhk.or.jp/heart-net/831yoru/common/images/og.png)
![](https://candle.jp.net/wp-content/themes/base/images/common/ogp.jpg)
![](https://www.dreampossibility.com/yukisakichat/common/img/ogp.png)
![](https://me-x.jp/wp-content/themes/mex/assets/img/common/ogp.jpg)
親の会などで相談する方法もあります
医療と学校の連携
当クリニックでは通院する児童生徒や園児の医療や支援の内容を知る看護師らが、在籍している小中高校や幼稚園・保育園をボランティアで定期的に訪ね、子どもの状況を確認するとともに、担任教諭らと情報交換を密にしてより効果的な支援を目指す全国でも初の試みを行っています。
引用元:西真岡こどもクリニック 学校訪問部
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医療と学校が連携していると一番いいんですよね。
この小児科には学校訪問部があり、不登校の相談ができます。
こんな病院が増えたらいいですよね。
児童相談所の突然の家庭訪問、一時保護もあるの?
上記のように不登校の相談先の1つとして児童相談所があります。
児童福祉法に基づいて設置された行政機関で児相と省略されます。
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担任から児童相談所の話が出たことがあります。
その頃、娘は完全に学校から距離を置いていました。
娘の心の状態が限界で、学校から完全に切り離す選択をしました。
夕方登校、別室登校もせず、電話も必要最低限に。あっという間に1ヶ月近く経っていました。
そろそろ、連絡を取ろうと思った矢先、一斉休校となりました。
その時「突然、児童相談所の担当者が面談に家に行くことがあります。」と担任から言われました。
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え? 虐待が疑われているの? どういうこと?
欠席が30日を超えて、不登校としてカウントされている時期でした。
児童相談所にも学校から連絡が行くんですね。娘の姿を学校側がずっと見ていない。
その状況が続くと児童相談所の面談もある。その可能性を私に知らせたということですね。
別室、夕方登校をしていたり、適応指導教室などに通っていれば出席になります。
学校側の関係者が子どもの姿を確認していることが重要なんです。
実際、悲しいニュースが報道されます。
ネット記事のコメント欄に、検診や学校に行っていない場合、もっと積極的に児童相談所が動くべき。
そんな内容のコメントを見ました。
育児放棄の可能性を疑われても仕方ないんだと思いました。
放置ではなくて、見守ってるんですけどね。
そうしないと虐待の事件は防げない。突然の面談、これも必要なんですよね。
理解できましたが、なんとも言えない気持ちになりました。
児童相談所の役割を改めて確認します。
義務教育の15歳までではなく17歳まで。
児童すなわち0歳から17歳の者(児童福祉法4条)を対象に以下のような業務内容を行っている(児童福祉法11条1項2号)。
児童に関する様々な問題について、家庭や学校などからの相談に応じること。
児童及びその家庭につき、必要な調査並びに医学的、心理学的、教育学的、社会学的及び精神保健上の判定を行う。
児童及びその保護者につき、前号の調査又は判定に基づいて必要な指導を行なうこと。
児童を一時保護所に保護し、その後親に戻すか、児童養護施設などに預けるか決定する(一時保護は2か月を超えてはならない。しかし、必要がある場合は引き続き一時保護を行う。)
引用元:Wikipedia
児童相談所の出席扱いについてです
(別紙2)児童相談所の一時保護所の学習環境が出席扱いを認めることができるかを判断する際の目安
義務教育についてです
現在、学齢期の児童生徒の長期欠席が増加している。義務教育という言葉の響きから、在学者の不登校を違法なものだと考える人もまだ多いが、上記のように就学義務は保護者などの義務であり、当事者の義務ではないとされている(当事者にとっては教育を受ける権利である)。こういった制度であるため、本人が自由意志で欠席を選択するのであれば、本人・保護者ともなんら罰則は課されない。 なお、学齢期で日本国籍のある本人が学校(小・中学校)に行きたいと希望しているにもかかわらず、保護者が通学しないようにした場合(家事を強制したり、軟禁したり)は、就学義務違反となる。督促を受けても履行しないと、10万円以下の罰金が科される。
引用元:ウィキペディア 義務教育
病院には定期的に通って相談をしてきました。
娘は嫌がっていたので毎回ではありませんが、診察を受けていました。医師には会っています。
「病院に通っていることを伝えても だめですか?」と担任に聞きました。
「病院は別、学校側が子どもと会っているかどうかが重要」という返答でした。
その日の夜、検索したら「一時保護」という言葉が出てきました。
拉致とか書いてある…不安になり、Twitterで同じ不登校のお母さん達に相談しました。
児童相談所の話が出た人も確かにいました。それも同じ県で…。
あることはある。担任にその後、もう一度聞きました。
「めったにないけれど、一応 伝えておかなければならないんです。」と言われました。
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子どものために完全不登校を選んだとしても、学校との連携は必要ってことですね。
そして、この一時保護を必要としている場合もあります。
親子では解決できない、離して第三者や専門家に間に入ってもらった方がいい場合もある。状況によります。
募集した体験談の中に、児童相談所に相談したものがあったので紹介します。
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費用は公がやっているらしく無料で、カウンセリングがメインでした。
大変だったことは、家から近くに相談所がなかったところと待ち時間が長かったところです。
よかった点は相談員さんはとても優しくて 人当たりの良い方で、不登校で人と話すのを敬遠しがちな子どもでしたが、家族以外でしゃべる人ができて良かったと思っています。
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