不登校とHSC|声かけ、対応、対策について気になった記事を紹介
娘はHSCなんじゃないかなって思っています。
HSCはHighly Sensitive Childの略です。大人はHSP。
直訳すると、非常に繊細な子どもですね。
HSS型もありますよ。
HSPは芸能人がカミングアウトしたり、メディアでも話題となりました。
不登校の子の親御さんで、うちの子、HSCではないか、それが不登校の原因の一つなのではないかと思った方もいるのではないでしょうか?私もその一人です。
今回は、HSP、HSCについての記事の中から、特に参考になった記事を選んで紹介します。
繊細さが不登校につながった体験談です
ST気質という言葉もあります
声かけの参考になる本
発達障がいとHSCの違いとは|HSCのセルフチェック
1つめの記事です。私がHSCを知ったきっかけです。
娘が不登校となるまで、聞いたこともなかったんです。
心療内科医の明橋大二医師のお話です。
不登校に悩む子の多くに共通する繊細さがあると言っています。
それが HSC=ハイリー・センシティブ・チャイルド
発達障がいの可能性の指摘はありましたが診断はされていません。
ウィスクは受けました。特性を知るためにです。
主治医に過去に質問したことがあります。
その時は「繊細な子だろうね」と言われてきました。
そんな時に、この記事にたどり着きました。
記事にはHSCの図解、セルフチェック項目と具体例が載っています。
これ、娘にほとんど当てはまるんですよね。
あーこれかもしれないとストンと腑に落ちました。
小児科を受診した時、主治医にスマホでこの記事を見せました。
「繊細ってこういうことですか?」って、娘がいない時に聞きました。
主治医も頷いていました。「人一倍敏感なのは確か」
それ以上は言いませんでした。HSCは医学的には診断されません。
5人に1人と言われると かなり多いですよね。個性、気質です。
記事にはこう書かれています。
「発達障害もHSCも、親にできることは基本的に同じ。わが子が持つ特別な個性を大切にして、子どものペースに寄り添うこと。そのままでいいんだよと伝え続けて、自己肯定感を育めるよう助けになってくださいね」
診断名にこだわらず、特性を認めて気持ちに寄りそう。
「考えすぎ。気にしすぎだよ。もっとこうしたら」ってよく言ってきた。
そのままでいいと認めてあげなきゃいけなかったんですね。
それが大切だとわかった記事でした。
HSCで学校に行けない子に対する声かけと対応のポイント
記事を書いているのはHSCの臨床医 長沼睦雄医師です。
娘にとって学校は楽しいこともあるんです。友達もいる。
けれどもしんどい場所なんですね。学校が過ごしにくい場所である理由がわかりやすく説明されています。
娘自身からも、不登校になり半年ぐらい経って、学校の雰囲気そのものが苦手だった話を聞きました。
子どもの気持ちだけではなく、親の気持ちも、どちらの面からも書かれている記事です。
自分と他者の境界線が曖昧、なるほどって思いました。
自分のことのように思い悩みます。周りの目を気にする。
忘れ物も異常に怯えていました。何回もチェックする。寝る前、出かける前。
忘れ物が多い子ではないし、そんなに自分は怒られていないのに。
ただ、楽しめばいいことも疲れる。学校の行事、友達との約束、家族旅行・・・。
主人は最初の頃、甘やかしたと言いました。
私も最初はそう思った。その一方で、甘えだけでここまでなるの?と自問自答しました。
「甘やかす」という意味をちゃんとわかっていなかった。
自分でできることにも手を貸した。失敗しないようにと過保護だったと思う。
そして、「甘えさせる」のが下手だったと思う。
自分の気持ちを伝えることが苦手な子です。そのためのカウンセリングを続けています。
一番、心に残った部分の引用です。
HSCの子には「頑張れ」と言うのではなく、「どちらを選んでもいいよ」と声をかけるほうが、子ども自身に「やってみよう」という力が湧いてきます。自分自身から力が湧き出るまで、そばで見守ってあげてほしいのです。
親から信頼され、安心できる環境で育つことができれば、HSCの子は本来持っている高い芸術性や創造性を生かし、生き生きと成長していくことができます。上記のようなことを心がけ、敏感さを封じるのではなく、生かす子育てをしてほしいです。
この記事に書かれていること、心がけていきたい。
HSCの子を育てる際のポイントが具体的に書かれています。
HSP・HSCのストレスを和らげる「魔法の言葉」と心地よく生きる対策
こちらも先ほどの記事と同じ著者が書いた記事ですね。
こちらは、HSP、大人に対しての具体的な対策や声かけが載っている記事です。
自分で少しでもストレスを緩和し、生きやすくする方法です。
娘だけではなくて、私もだと思うから、参考に残しておきます。
対策方法
〔1〕周囲の視線や音から遮断された自分だけのスペースを確保する
(パーティションや壁の利用)〔2〕疲労時や休憩時に1人になれる部屋や空間を確保する
〔3〕その場の雰囲気を穏やかで居心地の良いものにする
〔4〕評価や制限が少なく自分のペースでできる仕事をする
引用元:時事メディカル
自分の部屋にこもっている娘はそれでいいってことだろうか。
部屋にいて窓を開けたがらないです。音や光を遮断します。
ただ、光をあびた方がメンタルには良いとされています。
1日20分でいいって書いてあります。ずっと引きこもる必要はありません(;’∀’)
自然と関われる場がベストです。外界の刺激から離れて、呼吸を整えると、気持ちが落ち着きます。鼻呼吸で吸う息の倍の時間を吐く、という呼吸法を行うと、自律神経の調整ができます。
引用元:時事メディカル
できれば部屋にこもるよりも自然と関われる場所がいいんですよね。
芝生の上、木陰でゴローンとなっているイメージかな。
風を感じる場所が気持ちよさそうですね。
鼻呼吸で息をゆっくり吐くことを意識する。身体も心も緊張がほぐれていくね。セロトニンも増えそう。
「魔法の言葉」を自分のお腹をさすりながら、自分自身に言ってみる。
魔法の7つの言葉
- よく頑張っているね (慰労)
- そのままでいいよ(愛着)
- ありがとう(感謝)
- 大丈夫(安心感)
- それってすごい(尊敬)
- そうなんだ(同意)
- つらいんだね(共感)
これ、ぜーんぶ自分がかけてほしい言葉ですね。
誰もなかなかかけてくれない。なら、自分でかければいいのね。やってみよう(*^-^*)
そして、子どもにも意識して言っていこうと思う。
表現する場所を作る。書いて吐き出す。
私がお勧めしたいのは、専用の小さなノートをつくり、それに気持ちを書いておくことです。
抑え込んでしまうと、それがたまり、ストレス状態になり、体調を崩す要因になります。また、人に話しても分かってもらえないことが多いので、かえって疲れてしまうものです。
書くことで表現し、また、それを後で読み返すと、自分の気持ちを客観的に認知することができ、それによって、何らかの気付きが出てくるものです。
引用元:時事メディカル
これわかります。とにかく吐き出したい時がある。
ちょっと違う、わかってもらえないと思うと逆効果となる。
だから、一方的に自分の気持ちを書き殴る(*^^*)
無意識に子どもの時からやってきました。
今も、こうやってブログに気持ちをいっぱい書いています。
そうすると落ち着くんです。気持ちが整理できます。
誰かのためにって気持ちもありますが、自分のためでもあります。
子どもの不登校って、そんな簡単には理解してもらえない。だからアドバイスって難しいんです。
求めている時と、ただ聞いてほしい時、あとは、ただ書きたい時があります。