リエゾン第6話の感想|限局性学習症(SLD)の子の合理的配慮について

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ドラマ『リエゾンーこどものこころ診療所-』
2023/1/20(金)夜11時15分~テレビ朝日系放送。3/3最終章、3/10最終回。

2023/2/24放送 第6話は『読み書きに悩む男の子 ステップファミリーの苦悩に寄り添う―』でした。

そら

この記事ではテレビ番組『リエゾン』の感想、学習障害、タブレット学習について書いています。
※漫画、ドラマをこれから見る予定の方にはネタバレとなります。

ドラマ『リエゾンーこどものこころ診療所-』はU-NEXTで視聴できます。

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当サイトで実施したアンケート、「参考になった本」でもリエゾンは多くありました。

記事内のリンクは一部広告を含みます

もくじ

リエゾンーこどものこころ診療所-について

公式サイト

原作の紹介

原作・漫画 ヨンチャン、原作 竹村 優作
講談社「モーニング」連載、累計100万部を突破した人気作。

電子漫画なら、eBookJapanがおすすめ。
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そら

リエゾンって聞いたことありますか?
私は、娘の病院で、リエゾン・コンサルテーション、精神科と他の身体的診療科の連携で使われていて知りました。

リエゾンとは

フランス語 liaison 連音、音が繋がることを意味し、つなぐ、橋渡しとも訳される。
精神科医、臨床心理士との連携はリエゾン精神医学と呼ばれています。
他の診療科、行政、学校、福祉などの連携、橋渡しをします。

子どもの生きづらさに向き合い、親の苦悩に寄り添う児童精神科医、研修医の物語。
発達障害(特性を 凹凸でこぼこ と表現しています)、心の闇、親の苦悩、現代の社会問題を描いた医療漫画です。

監修は児童精神科医の三木崇弘先生

児童精神科医 佐山卓(ASD)、研修医 遠野志保(ADHD)も凹凸を抱えており、当事者の気持ちがわかります。

脚本家は『Dr.コトー診療所』を手がけた吉田紀子さん。

佐山先生を山崎育三郎さん、研修医遠野志保を松本穂香さん、
臨床心理士を栗山千明さん、言語聴覚士を志田未来さんが演じています。


また、500人から選ばれた実力派の子役の熱演も話題になっています。
第6話 優太役の石塚陸翔君の演技、素晴らしかったですね。

先生にどうしたいのか聞かれた時の泣きながら伝えるシーンは こちらも泣けてきました。
同時に、どうしたい?って、そんな風に子どもに聞かないでと思いました。

そら

第6.7話には姉弟役を本当の姉弟、加藤 柚凪ちゃん・加藤矢紘君が演じました。
特に丸山優実役の加藤 柚凪ちゃん、視線や表情などASDの子をこの歳の子がここまで表現していてびっくりしました。

学習障害(LD)、限局性学習症(SLD)、ディスレクシア(読み書き障害)

6話のテーマは限局性学習症(SLD)。発達障害の1つです。
少しずつ認知されてきている学習障害 learning disability(LD)です。

そら

LDとSLDって違うの?

学習障害(LD)は診断名ではなく、教育の言葉。学習における困難さ全般。
限局性学習症(SLD)は医学用語です。主に下記の3種類に限局されています。
単独、もしくは複数を抱えている子どももいます。

・読字障害(ディスレクシア) 読むこと
・書字障害(ディスグラフィア) 書くこと
・算数障害(ディスカリキュア) 数の概念、大小の理解、計算

そら

具体的には、
漢字やひらがなが書けない。嫌い、嫌がる。
読めるけど書けない。音読が苦手。
うまくなぞれない。枠からはみ出る。字が汚い。
記憶できない。覚えられない。間違う。
板書をとるのが時間がかかる。
宿題ができない。癇癪をおこす。
など様々です。

優太くんは、知的発達の遅れはなく、学習意欲もありますが、読み書きの困難さを抱えています。

学校での書き取りのテスト、黒板をうつすこと、教科書を読むことなどが難しく、他の子よりも時間がかかり、エネルギーを消費します。

別館サイトにまとめられています
カルテ一覧で今までのテーマも見れます

NHK健康チャンネルの説明もわかりやすいです

書き込むテストでは点数が悪いことを同級生にからかわれていました。
担任の先生も理解していないと注意されることが増えます。
無理解は、いじめや自己肯定感・学習意欲の低下につながっていきます。

脳の機能に問題があると言われており、育て方が原因ではありません。
また、本人のやる気、努力が足りないわけでもありません。

専門医が監修したチェックするアプリがあります

合理的配慮について|特別扱いでもズルくもない

佐山先生が優太君にタブレットを提案します。

担任に、診断されたこと、タブレットの使用許可を相談しますが、一人だけ特別扱いができない。
ズルいといじめの原因となるかもしれないと認められませんでした。

SLDについて理解があれば、合理的配慮だとわかります。
理解しているけれど書けない。別の方法ならできる。

お母さんが言っていたように、視力が悪ければ眼鏡をかけるのと同じです。
もともと苦労していた。楽をするわけでも、得をするわけでもありません。

このシーンは現実が描かれていると思いました。前例がないと、理解してもらうまでが大変です。
学校によって差がある。地域格差がある。

コロナ禍でオンライン化は進んできましたが、普及していない学校も多いです。
特別扱いではなく、みんなが使えるようになり、選択できるようになればいいんですよね。

再度、両親が担任に相談します。先生は子どもにどうしたいか聞きます。
自分の気持ちを涙ながらに話し、ようやく理解され、タブレットの使用が前向きに検討されます。

こうやって親が何度も交渉しないと動かない、父親が出てきて状況が変わることもあるんですよね。
ただ、これも母親との温度差があり、家庭内でも理解されず、母親だけが抱え込むことも多い。
どうしても母親に負担がいく。

それに自分の言葉でこのように表現できる子ばかりではありません。
言えない、伝えられない子の声は届かない。周りが気づかなければ見過ごされてしまう。

小学生になり、読み書きの学習が始まった頃から困難さが出てきて、学年があがるにつれて大変になります。
周りについていこうと多くのエネルギーを使えば、いつかエネルギーがきれた状態になります。

不登校へと繋がることもあります。自己肯定感が下がり続ければ二次障害の心配もでてきます。

そら

何らかの発達障害の傾向がある子どもは10人に1人、わかりづらいグレーゾーンの子もいます。

学校での合理的配慮は認めれていますが、まだまだ支援が進んでいません

リエゾン(橋渡し)、医療と学校が連携していれば、スムーズにいきそうですが、そのシステムがありません。

下記の病院には学校訪問部があります。全国初の試みと書かれています。
このシステムが全国的に広がればいいと思いました。

この動画、漫画で とてもわかりやすいです。
「マンガでわかる‼︎先生・保護者・みんなのための発達性読み書き障害早わかりガイド」

ICT、タブレットの活用

困難さを軽減するための配慮、サポートとともに、タブレットなどの代替手段を活用することも1つの方法です。

NHKの番組ではマルチメディア デイジー教科書、リエゾンでは、スマイルゼミのタブレットが紹介されていました。

デイジー教科書について紹介しているツイートがありました。動画でわかりやすいです。

国語の音声付き教科書
教科書冊子、送料手数料につきましては無償、音声ペンは有償。

引用元:公式サイト
そら

このシーンは通販番組みたいでしたね(*^▽^*)
当サイトでは休校中にスマイルゼミを利用した体験談(出席扱いも含む)を募集、紹介しています。参考にしてくださいね。

そら

スマイルゼミのタブレットは手をつけながら書けることが特徴ですね。

教科書のデータが映し出され、切れ目やハイライト、文字の大きさを変えることで読みやすくなります。
選択式であれば解きやすくなります。できる、わかるという経験を積み重ねていくことが大切です。

ミッツマン・グローブさんは学習障害を告白。活字での記憶が難しく、絵と音で暗記したと話していました。

優太くんのお父さんがスマイルゼミのタブレットなら100点であることを見せ、そこで先生も気づきます。
親も先生も気づかない場合もあります。

記憶に残りやすい、伸ばしやすい、それぞれの子どもの特性にあった効率的な学習方法があります。

通信制高校ではタブレット活用が一気に増えます。それだけで通いやすくなる子も多いです。

スマイルゼミだけではなく、他にも多くのタブレット教材があります。

すららは専門家が監修し、発達障害の子でも学びやすく工夫されています

天神は読み上げ音声機能、文字が判別しやすいコントラストになっています

定規をひっくり返して使うモジサシ

本を聞く方法もあります

SNSの反響、口コミを紹介

番組終了後、SNSでは学習障害やステップファミリーについてのコメントが並んでいました。
当事者以外の人も考える機会となったことがわかります。一部を紹介します。

番組の感想ではないのですが、実際にタブレットを使用したツイート。
先生がクラスの子に説明しています。

漫画のレビューの一部を紹介します。

子供が発達障害から不登校になり、現在進行形で続いています。
幸い良い医師とメンターにやっと辿り着き、今は子供も日々明るく過ごしていますが、ここまで来るまでには地獄の様な日々を送りました。 何故学校へ行かれないと思うのか・・・、当時は何度も子供に聞いてしまいましたが、その理由が子供自身では分からないという事に気づけず、長年苦しみました。
この本は子供の感じている世界を覗いて理解するのに、とても良書だと感じました。
引用元:Amazon

漫画 リエゾンのレビュー見る>>

最後に|『リエゾン』が伝えていること

(最終話の放送が終わってから書いています)

発達障害とともに、心の病、摂食障害、精神疾患、虐待、ヤングケアラー、いじめ、不登校など様々なテーマが出てきます。

最新刊、漫画の12話では起立性調節障害も出てきます。

まずは、知ってもらえます。子どもの気持ち、親の苦悩が伝わります。
そして、学校、仕事、人間関係にどう影響するのか想像してもらえます。

身近に感じたことがない方々に知ってもらえる良い機会となると思いました。

家庭だけではどうすることもできないことがあり、第三者の介入が必要。
繋がれたとしても簡単には理解されない、変わらない現実も伝えています。

学校、行政に相談してもスムーズに進まない。
どう変わっていく必要があるのか問題提起をしています。

ヒロインである研修医は、佐山先生と出会い、児童精神科医を目指します。
自らも凹凸があるからこそ、子ども達の気持ちに寄り添えます。

出会う人によって変わる。苦しい場所ばかりではない。

今の時代、生きづらさを抱えている人は多いです。
このドラマは 自分らしく生きていける場所がどこかにあると伝えています。

「あなたにしかないものがある」
「あなたにしかできないこともきっとある」

「あなたの凹凸にぴったりはまる生き方がある」
「大丈夫 君のせいじゃない」

「障害は親のせいじゃない」
「すべての子どもが幸福に育つ環境はおそらく存在しない。

だけど、子ども時代の幸福な記憶は一生の宝物になる」

そら

私も娘も でこぼこの当事者です(*^^*)

最後に
子どもだけではなく、お母さんのケアも必要です。
現実的に児童精神科は少なく、繋がるまでにかなりの時間がかかります。助けてほしい時に繋がれません。

やっと繋がれても、子どもを連れて行けないこともあります。
話をする時間も十分にとれない。
お母さんが途方に暮れてしまうんです。

佐山先生のような医師、クリニックが増えて、もっとお母さん達が相談しやすい環境になればと思いました。

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