不登校枠(特別選抜)、自己申告書?内申点、欠席日数が関係ない高校はある?

調査書
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通信制高校には内申点は関係ありません。
調査書はあり、評定や欠席日数を書く欄もありますが合否には影響しません。

まだ全日制高校を考えていた時に、学校側に聞いたこと、調べたことを参考までに書きます。

そら

不登校枠って別枠なの?
どういう仕組み?
オール1、出席日数なくても受験できるの?
合格できる可能性はあるの?

よくわからなかったんですよね。
この記事では当時調べたことを書いています。

もくじ

内申書(調査書)について

内申書は調査書とも呼ばれていて、全日制高校の特に公立高校の受験に関わります。

調査書の記載内容
  • 内申点(成績)
  • 学校の活動(生徒会・委員会・部活)
  • 資格
  • 出欠状況

部活動は部長や副部長などの役、表彰なども。資格は英検、漢検などで証明書を提出しました。
事前に記載用紙をもらいます。

先生「書けるだけ書いてね」
娘「英検ぐらいで書くことがあまりない、どーしよー」
となっていました(^^;)

内申点の計算方法

内申点は計算方法が地域によって違います。

ネットで調べると、ある程度は出てきますが、学校側(中学の先生)に確認した方が正確です。

ここを確認しておこう

  • 内申書が記載される学年(中1、中2、中3)
  • 5教科、副教科の計算方法
  • 気になる高校の内申点(評価得点)と当日点(学力審査合計得点)の比率
  • 不登校枠、特別選抜があるかどうか。

例えば、うちの県の場合です。

中3のみ。内申点(9教科×5段階×2)+当日点となっています。
評価得点は最高で90点。内申点と当日点との比率は各学校で違います。

ただ単に、両方を足す場合、評価得点を1.5倍にする場合、その逆で学力審査合計得点を1.5倍にする場合とあります。
不登校の子の場合は学力審査合計得点の配分が多い高校の方が有利です。

不登校の定義|欠席日数と遅刻・早退について

中3でも不登校が続けば審議の対象となると言われました。

そら

審議の対象?どのラインから?

親からしてみたら学校に行けてない状況が続いたら不登校ですよね。
学校の認識って、ちょっと違うんです。

  • 年間30日以上の欠席
  • 1週間に5日以上の欠席、その週が連続する

上記の状況が続くと不登校という認識となり審議対象で調査書に記載。
欠席日数が影響します。30日が大きい。

最近、少しずつ変わりつつあります。沖縄県では7日連続で欠席。

ここで初めて知ったことがあって

遅刻や早退の日数は調査書には記入されない。

なので、1学期は出席扱いになる方法でなるべく欠席を減らしていました。
ただ、それも途中から娘の負担になるだけでやめました。

ちなみに、欠席理由はすべて体調不良となっています。
特に診断書の提出は求められていません。

起立性調節障害で通院、処方されている薬は見せたことがあります。

体調不良の場合、本来なら定義としては不登校になりません。
そこから二次障害となって行けなくなった場合は不登校になります。

そら

起立性調節障害の診断書を学校に提出し、推薦で全日制高校に入学できた話を聞きました。
診断書で学校側の配慮が変わる場合もあります。

出席扱いって?出席にする要件・方法とは

「出席扱い」って言葉を不登校になってから知りました。
みんなと同じように出席してないけれど、出席日数とカウントできる方法です。

  • 夕方登校、保健室登校、別室登校など
  • 適応指導教室、教育支援センター、フリースクール
  • ICTの活用

娘の学校は駐車場で車から1歩降りただけでも遅刻扱いとなりました。
滞在時間は関係ありません。5分で帰った時もあります。

ただ、車から降りられない日も多かった。どうしても降りれないんです。
待っててと娘に言われて1時間近く待った日もあった。

行こう。行きたい。行かなきゃ。葛藤で苦しみます。
無理しなくていい、帰ろうよと言っても、待ってを繰り返す。親子ともしんどい時期でした。

適応指導教室は月末にまとめて出席日数を中学校に報告と言われました。
民間のフリースクールも連携している場合は出席日数とカウントされます。
(オンラインのフリースクールでも可能です)

ただ、100%(1日のカウント)じゃない場合もあるようです。
ICT、オンライン学習が出席扱いにできる場合もあります。

すべて校長判断となり確認は必要です。

中学校は出席日数に関係なく卒業できる?進級・卒業面談がある?

卒業できるの?

まわりに言われて不安になったことがありました。
公立中学校では留年(原級留置)はまずないです。

出席日数が少なくても、同級生と一緒に卒業できます。受験時、卒業見込みとなります。

義務教育段階の前期中等教育については,通常,毎年1学年ずつ自動的に進級することを基本とする。
原級留置が行われることはまれである。

引用元:文部科学省
進級や卒業に校長面談がある?

不登校のお母さんたちと話したときに面談があった中学校もありました。
娘の場合はありませんでした。絶対あるわけではないです。

中卒認定試験はどんな人が受けるの?

出席日数に関係なく卒業できるのになぜ必要?って思いました。
病気などやむを得ない理由で行けなかったり(就学義務猶予免除者)、外国籍で満15歳以上となって日本の中学校に入れなかった人が受けます。

私立中学校では進級会議がある場合があります。
公立中学校に転校が選択肢の1つとなります。

そら

行ってなくても在籍し続け卒業できる。
適応教室は小学生の低学年の子から中3まで一緒。
中学生って微妙な時期ですよね。一番居場所がない気がします。

高校からは確かに選択肢が増えるけど、中学からもっと選択肢が増えたらと思います。
その選択肢の1つとして、通信制高校の中等部が増えつつあります。

不登校枠と自己申告書、副申書について

そら

不登校特例校って知っていますか?

令和4年現在21校あります。そのうち、高校は3校です。

  1. 鹿児島城西高等学校 普通科
    (ドリームコース)平成23年度から自宅学習支援型(一部通信制)
  2. 星槎高等学校
  3. 西濃学園高校 全日制普通科高校(岐阜県2022/4開校)、寮があります。
そら

不登校枠、特別選抜、自己申告書って聞いたことがありますか?

欠席が多い場合の受験では、願書とともに自己申告書を提出することができます。
例えば、起立性調節障害の診断など記載します。

内申書はすべて学校側が記載しますが、自己申告書は生徒側が書く書類です。

副申書は学校側が内申書に添える文書です。この話は学校側から出ませんでした。
今もある制度なのかわかりません。

自分から希望して提出する場合と、必須な場合があります。
欠席が多い理由、志望動機、入学してからの抱負などを本人が伝えます。

愛知県の不登校枠、特別選抜、特色選抜の例

そら

公立高校の不登校枠についてですが、特別選抜を実施している県があります。

愛知県教育委員会、令和5年度の公立高校の入試制度について一部を抜粋しました。

中学校の第2学年、第3学年のいずれか又は両方の学年における欠席日数が、年間30日程度以上の入学志願者のうち希望する人は、全ての選抜で「自己申告書A」を提出することができます。
また、中学校卒業見込者で、やむを得ない事情により、第3学年の欠席日数が出席すべき日数の半分以上である人は、一般選抜において「長期欠席者等にかかる選抜方法」の適用を中学校を通じて申請することができます。

引用元:愛知県教育委員会

学力検査は一般選抜と同じで受験勉強は必要です。特別待遇というわけではなく、不登校だったことを理解した上で受験を受け入れてくれています。

2026年4月開校予定。愛知県立日進高校、公立の中高一貫校で全国初となります

【追記】2021年7月発表 全日制単位制選抜

令和4年度に全日制単位制の県立高校が2校できます。

県立守山高等学校、県立幸田高等学校
学年制⇒単位制に変わります。県内初となる改編です。

全日制単位制高校となる守山高校と幸田高校において、推薦選抜と同じ日に実施します。
中学校の第2学年、第3学年のいずれかの学年又は両方のそれぞれの学年における欠席日数が年間30日程度以上の生徒が対象です。推薦選抜等との併願はできません。

引用元:愛知県教育委員会

【追記】2022年4月発表 特色選抜

入学検査は面接を必須とし、そのほかに、作文、基礎学力検査、プレゼンテーション、特別検査(実技試験)のうちの一つを実施。

参考:令和5年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程)において「特色選抜」を実施する高等学校・学科及び入学検査の内容について

この高校は県立の全日制高校なんですが、2023/4~総合学科に変わります。
通信制高校の専門コースのようです。
こういう全日制高校も増えていったらと思います。

通信制・全日制を行き来できる高校ができます。

【追記】2023年5月発表

東京都、埼玉県、神奈川県、大阪府について

東京都ではチャレンジスクール(3部制・定時制単位制)があります。
エンカレッジスクールもあります。作文、面接、自己申告書のみです。

内申点が関係なく、都立高校に合格した子、二次試験で合格した子もいました。
第一志望が無理でも二次募集で入学できる場合もあります。

上記の記事より引用します

東京都立高等学校の入学者選抜検討委員会報告書によると、2023年より東京都では高校の入試の調査書に出席日数を記載しないでいい、という方向になっています。

つまり、中学校時代の出席日数が合否を左右することはない、ということです。これは大きな変化だと思います。

神奈川県はクリエイティブスクール(普通科・学年制)フレキシブルスクール(普通科・単位制)、フロンティアスクール(多部制・定時制)があります。

大阪府、クリエイティブスクール

令和5年度大阪府公立高等学校入学者選抜方針

埼玉県、パレットスクール

埼玉県 入学者選抜実施要項

埼玉県教育委員会 令和4年度入試についてのQ&A

福岡県|不登校支援をしている全日制高校(全日制・単位制)

ほんとに地域によります。
年々変わっているので最新情報を確認してみてください。
各都道府県県の教育委員会のホームページに掲載されています。

そら

当日点の割合が多い、当日点だけで評価する学校があるかは、直接 高校、もしくは教育委員会に相談してください。出席日数についても確認してください。

また、県外で受験が可能な場合、全寮制もあります。
定員割れの高校もあります。
ありったけの選択肢を探ってみてください。絶対無理ではないんです。

少数派の選択肢はなかなか情報をもらえません。自分で動くしかないんですよね。

住まいの県にこだわらない考え方

まとめ|可能な道から入学後を考えて選ぶ

かなり調べましたが、情報がさまざまなんですよね。
地域や学校によるんです。なので、自分で問い合わせるしかないです。

一般的には私立は公立に比べて内申点を重視しないと言われています。
県によっては、制度もこの数年で大きく変わっています。最新の情報を確認してください。

学校の先生によりますが、不登校の子の進路指導の経験があまりない、知識がない先生だと知らないです。
学校だけではなく、教育委員会などにも聞いてください。
娘の時は適応指導教室の先生、塾の先生の方が詳しかったです。

不登校の原因にもよると思います。
今の中学校が合わない、いじめなどが原因の場合は、環境が変わり新しい高校なら通える。
全日制高校に通える、行きたい子もいる。高校からまた通いたいと受験勉強を頑張っている子もいる。

私立高校で不登校の子を積極的に受け入れている高校があって迷いました。
結局、受験はしませんでしたが、親身に話を聞いてくれました。
良い学校でした。探せばあるんです。

娘は最終的に通信制高校に本人が決めました。

不登校だった子が全日制で順調に通えるのは、3人に2人ぐらいだと聞きました。
この確率、2/3も可能性があるんです。

中学3年間ほとんど行ってなくても、全日制高校には通えた子もいます。
通えなくても、通信制高校に転校、高卒認定試験など、その後も選択肢はあります。

本人が希望しているなら、現時点で可能な道をすべて探す。
全日制だけではなく、通信制、定時制、昼間の三部制、多部制、高等専修学校など、たくさんの道があります。

そら

現実を知ることで落ち込むこともあったけど、情報を知っておいたほうが安心なんですよね。少しでも参考になれば幸いです。

通信制高校考え始めたら

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