不登校中はどうする?進路説明会、進路希望調査票、三者面談の悩み
中3は、学校との連携が中2より必要となります。
受験生だからですね。不登校中だろうと進路についてスケジュールがどんどん進んでいきます。
それまでは、学校行事は出れなきゃ仕方ないで済みましたが、進路関係だけはそうはいかないんですよね。
この記事では、進路説明会、進路希望調査票、三者面談について振り返って書いています。
三大進路行事ですね。どれも、どーしようって思いました。
不登校の子の親は進路説明会に行きづらい
昨年はコロナの影響で休校となり、6月から新年度が開始しました。
例年、保護者向けの進路説明会が4月の終わり、ゴールデンウィーク前にあります。
授業参観→PTA総会→進路説明会の流れだったと思います。
中3になってすぐに案内をもらいました。
行かなきゃいけないかな。
スケジュールとか知っておいたほうがいいよね。
お母さんたちと久しぶりに顔を合わせるよね。
もう、不登校のこと、みんな知ってるよね。
全日制高校がメインだよね。それ以外の選択肢の話もあるのかな?
頭の中でぐるぐる・・・・。
まぁ、行きたくないんですよね。
担任に「行かなきゃいけないですよね?」って聞いてみました。
「できれば来た方がいいですが個別で説明するのでいいです。」と言われました。
資料はちゃんともらえます。あとから質問に答えてもらえるし、行かなくても大丈夫でした。
不登校の子の親だけの説明会を開催してくれる学校もあるようです。
しんどいなぁと思ったら、無理して行かなくてもいいと思います。
親もね、学校に行きたくないときもあります。
一時期、私が不登校気味でした(;’∀’)
進路希望調査票を本人が書けない場合の対処
進路希望調査票という、本人と保護者の希望を伝える用紙をもらってきます。
卒業するまでに5回もらいました。
第1回が新学期始まってすぐ、2回目が夏休み前。
4回目が12月で公立高校以外の受験校決定。5回目が3学期で公立高校の決定。
そんな風に一応説明を受けました。
アンケートみたいなものと最初は考えていたけど、大切な書類で必ず提出しなきゃいけないと言われました。
消えない筆記具で署名、押印します。
えっと…それ、本人が書くものだよね?
そんなことわかってる。書けるもんなら書いてほしいよ。
でも、本人が無気力、考えられない状態だったから困りました。
1回目は、担任と相談して保護者欄に私の気持ちだけを書きました。
きっと、他の子たちは志望校や将来のことについて具体的に書いていたと思う。
私の書いた内容は元気に過ごしてほしい。
本人が考えられるようになったら希望を応援したい。
ものすごく曖昧な内容を書きました。
これがその頃の正直な気持ちで、それしか書きようがなかったですね。
夏休み後の進路希望調査票(秋ですね)で初めて志望校書きました。
その頃には通信制高校に気持ちが少しだけ向き始めていました。
今の状態じゃ、全日制高校の受験が難しい。勉強もだけど、受験会場や面接に行けるのか、入学後に通えるのか。
どれも厳しいと感じていました。
ただ、具体的な高校までは決めていませんでした。
それでも、どこか書いてと言われたので、娘はたくさんのパンフレットから一番興味がある高校の名前書きました。
ちなみに、今そこの通信制高校に通っていますよ。
直感って大事なのかも。
三者面談(三者懇談)は親一人で出席
中2までは個人懇談ですが、中3からは親子で進路の話し合いとなります。
2回目までは私一人で行きました。
行こうとしたんですよ。制服に着替えたけど行けない。
そもそも不登校なんだから、行けないものは行けない。
他の生徒より時間がかかるので、いつも最後でラスボス感ありましたね(苦笑)
一人で廊下で待ってる時はなんとも言えない気持ちでした。
周りはみんな親子ですから。あれ?って思います。
でも、一人の方がいろいろと聞けて良かったです。
オール1の通知表を渡されて、全日制高校について、内申点について・・・
このままでは難しいという話です。
初めてオール1をもらった時は衝撃的でした。次からは慣れたけどね。
これから、どうしようって考えながら遠回りして帰った記憶があります。
娘が三者面談に参加したのは一度だけ。
進路を通信制高校に決め始めた時期です。
担任は「それでいい?つらくない?」って娘に聞いていました。
通信制高校で本当にいいのか、娘に確認していました。
娘は静かに頷いてました。
その聞き方はどうなんだろう…って隣で複雑だったのを覚えています。
全日制高校へ、友達と同じようにがいいって思ってる。
娘のために聞いた。わかってる。
私も1学期まではそう思っていた。それが娘の希望でなんとかならないかと。
でも、だんだんと考え方が変わっていった。
私は通信制高校の選択を前向きに考えていた。
学校に行きたい。でも行けない。苦しむ姿を見続けてきた。
娘にとって、生きやすい道を進んだほうがいい。
全日制高校に受験できたとして、合格できたとして、その先は通えるのか、卒業できるのか。
もしかしたら、心機一転そのまま通えるかもしれない。
けれど、また苦しんだら。頑張らせて、また心が壊れたら。
電車にも乗れず、高校の説明会にも参加できない。難しいよね。
回復するためには時間がかかる。時間が足りない。希望と現実は違う。
黙ってうなづいていたけど、娘の心はまだ葛藤していました。
あの時の質問と娘の表情がとても印象に残っています。
担任の先生が窓口となりますが、他の先生に相談してみるのもいいですよ。
不登校の子と多く接してきた先生は前向きに別の進路も考えてくれます。
知らない先生と知っている先生の違いは大きいです。