通信制高校に対する世間の目と偏見について|人生終了ではなく始まり

偏見先入観
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通信制高校と検索していた時に悲しい言葉を見ました。

通信制高校なんかやめとけ。
逃げだ。甘えだ。
人生の終わりだ。
オワコン。

そんな風に言う人がいるってことですね。

今回は、通信制高校に対する世間の目や偏見について書きます。

そら

最初に言っておくと人生終わりませんよ。
通信制高校はもちろん、不登校だって。
生きている限り、子どもの可能性は無限大だよ(*^^*)

当サイトでは多くの体験談を紹介しています。通信制高校に進んだ子どもさんのその後の体験談もあります。

もくじ

どんな子が行くと思われているのか

通信制高校に通う子、どんな子をイメージしますか?

  • 勉強ができない子。
  • 不良、ヤンキー、暴力的に子
  • 高校を中退した子。

昔はこう思われていました。問題児ですね。

今はここに「不登校」の子が加わりました。

現実的に不登校の子が増えて、サポートする通信制高校が増えています。

この「不登校」の子だって昔とは違う。

  • 体調不良で行けなくなった子。
  • 心に傷を負った子。
  • なんの非もない、いじめられて行けなくなった子。

真面目で繊細な子が行けない。学力が高い子もたくさんいます。

そら

さぼりではなくて、完璧主義、頑張りすぎて燃え尽きた子もいるんです。
少しイメージが変わるのではないでしょうか?

偏見の根底には、きっと「普通=全日制高校」という大多数の道から脱落した人っていうイメージがあるんだと思う。

あとは、不登校=ひきこもり=就職できない=社会的自立ができない。

ネガティブな連想が繋がっています。

心に何かしら抱えているのは事実なんだけど、それが闇のように思われています。

そら

これは、私自身も心配してきたことだからね。でも、そんなことないんだよ。
それに心のケアが必要な人は世の中にたくさんいます。子どもだからって珍しいことではありません。

新しいスタートをきるチャンス

選択肢として全日制高校が厳しくなって通信制高校を考え始めました。

最後に決めたのは、この子にとっていいと思ったからです。

本人が決めた前向きな勇気のある決断です。

 

ここなら通えるかもしれない。

全日制高校が大多数派の大きいルートだとしたら、少数派のルートを選んだ。

ほかに良い道を見つけた。ただ、それだけなんですね。

世間は少数派に理解が少ないです。

担任が通信制高校に決めた娘に「つらくない?」って言った。

全日制高校に行った方が大変だったと思う。

みんなにとってと、この子にとっては違う。

私も偉そうなことは言えない。娘が不登校になるまでは知ろうと思わなかった。

考え方が変化していくのに時間がかかりました。

調べていくうちに、いろんな子がいろんな目的のために通っていることを知りました。

自分に向き合って、自分らしく生きる道を考えた子達。

繊細で悩み苦しんだ分、人の気持ちがわかる優しい子達が多い。

ずっと不登校で、通信制高校で新しいスタートを切ろうとした子達がたくさんいる。

そら

だから、終わりじゃなくて始まり。
応援してほしいです。

可能性はたくさんある!

多種多様な学校が多いことがわかりました。進学コースやサポート校があります。

優秀な子達もいて、大学受験の勉強を先取りしている子もいます。

資格を取る子もいる。専門コースがあります。

将来の夢のために頑張っています。

アルバイトをしながら語学の勉強をして留学を目指している子もいます。

起立性調節障害で、通える時間帯でなんとか卒業を目指している子もします。

なかなか理解してもらえない病気だけど、今できることをしてる。

時間がある分、たくさんのことに挑戦ができます。

新しい才能、やりたいことを見つける子もいます。

資格、経験を評価してくれる会社はきっとあります。

過ごし方によっては武器となります。自分次第なんです。

だから、就職できないってことはない。

それに、自己管理ができるので、その後フリーランスとして活躍している人もいます。

実際に通信制高校を選んで元気になった子がたくさんいるんです。

いきいきと輝きだした子を何人も知っています。

そら

人生終わりじゃなくてむしろ逆なんですよ。

当サイトで募集した体験談を紹介します。
在学中にたくさんの資格を取得した体験談です。

私が不登校になったきっかけは、小学校高学年のころから起立性調節障害の症状があり、中学2年生のころ症状の悪化に伴い学校に通えなくなりました。

当時、通院をしながら適応指導教室への通学を希望したのですがなかなか許可がおりず、結局個人経営の塾で勉強を進めることになりました。

進学はサポート校のある通信制高校を選びました。面談と作文のみの受験でしたので不安だった学力の面はクリアできました。

進学後は、レベル別授業で得意な数学は1年生の時から受験コースを受けさせてもらえました。苦手だった英語は中学校の復習クラスに参加しており、科目ごとにレベルを選べることがとてもよかったです。

たくさんの資格試験に挑戦する機会があり、在学中に取得した資格は履歴書にびっしりと書けるレベルです。私はその後通信制大学に進学しました。

通信制高校でレポートなどのタスク管理が身についていたため大学でもあまり困ることはありませんでした。

今は通信制大学に通いながら在宅ワークの基盤を築き、自分の体調を最優先できる環境を整えています。

子どもに向けられる無知からの先入観、偏見

今の私は偏見はもちろんありません。実際に見て知ったからです。

でも、家族は通信制を選ぶことに最初から理解があったわけではありません。

父親と母親は違うし、親世代は学歴社会を生きてきたので、なかなか理解ができない。

でも、子どもが元気になっていく姿を見れば価値観は変わります。

不登校だったけど、今は自分のペースで通ってるし勉強してます。

みんなで成長を喜んでいます。将来を悲観していません。

子どもは人一倍まわりの目を気にする子です。

繊細な子ども達は偏見を感じて気にします。

少し前に触れた先生ですが、パンフレットを見せて通信制高校ってこんなとこですって説明したら、「へぇーいいなぁ」って言いました。

ちょっと知るだけでも先入観が消えます。

こちら側も伝えていけば、きっと変わっていくと思う。

子ども達が「通信制高校に行ったら偏見をもたれる。世間の目が怖い。」

そんな風に不安に思うことがないように。

たくさん悩んで傷ついた子どもが、勇気を出して違う世界に行こうとしてる。

多様性を受け入れ「大丈夫だよ」って希望が持てる世の中であってほしい。

そう思って、この記事を書きました。

そら

2020年8月25日 文部科学省の学校基本調査が発表されました。
通信制高校の在籍生徒数が206,994人。
調査を開始した1948年以降で初の20万人突破しました。

今、15.6人に一人の割合で通信制高校へ、定時制高校の子もいれれば12.3人とも言われています。

その子達が大人になり社会に出ていく。きっと変わっていくと思う。時代はこれからもどんどん変わっていきます。

【追記】令和3年文部科学省「学校基本調査」によると15人に1人の割合になりました。

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