2年の変化|学校に行きたくても行けない、教室に入れない子のその後

教室が怖い
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突然、今まで通えていた学校、教室に入れない心理を理解できるでしょうか?

私がちゃんと理解しているかというと、同じ経験をしていないのでやっぱりよくわかりません。

でも、そういう状態なんだと受け入れています。それも時間がかかりました。

理解してほしいと前は思っていたけれど、今は知ってほしいに変わっています。

そら

そういう子もいるんだーって読んでもらえたら嬉しいです。

目次

不登校の理由が本人にもわからない

学校には行きたいんだ。
なんでこんなことになったんだろう?

娘がよく言っていました。

このパターンがはっきりとした理由がない不登校です。

私や学校側が理由を聞いても、本人が説明できません。

「なんとなく」って言っていました。

本人にとっては、ただ、教室が怖い。

だから、教室に入れなくなった。その事実だけです。

心の部分で何かが起きた。

その背景やきっかけはあるけど、不登校の原因はよくわからないんです。

それまでは学校に通えていたからね。説明がつかないんです。

たくさん理由はあるようで、やっぱりわからない。

そら

主治医が言っていました。このパターンが一番多い。
あの時はこうだったんだと本人が話すのは何年か先。
成長する。自分を受け入れ、表現できるようになる。
そこまでに時間がかかる。年単位なんだよって。
だからね、原因探しよりも今を大切に、これからを見るしかない。

心と身体の疲れ切る前のサイン

身体も心も、ものすごーく疲れていたんだと思う。

今思うと、たくさんのSOSが出ていました。

体調不良もありました。周りについていかなきゃって必死だったんだと思う。

もう、これ以上、そこに行ったらダメだよ。
心が壊れちゃうよ。

自分を守るためにした、無意識の自己防衛なんだと思います。

だから、本人にも、なんじゃこりゃーなんですね。

そら

心と身体って繋がってるんだと、娘を見てきて改めて思ったよ。
娘の状態を見ていると心の病気です。
薬は飲んでいませんがカウンセリングは続けています。

煉獄さんから学ぶ「心を燃やせ」の意味

先日、テレビで「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が放送されました。

煉獄さんが「心を燃やせ」って言っていたよね。

そら

かっこよかったー。煉獄さん大好きです。
炭治郎が「どこ見てるんですか?」って言ってましたが、ほんと明るく前を向いていますね。

燃やすには燃料がいるんです。

それに燃え尽きちゃったらだめだと思う。

真っ暗になってしまう。そりゃ怖いよね。

少しでも火がともっている状態であれば大きな炎になる。

けど、一度完全に消えると火をつけるには時間と労力がいるよね。

それぞれ、その起爆力となるものは違う。

目的や目標、好きなこと、好きな人…何かパワーとなるものがある。

「情熱」を注げるものがあれば不安は吹き飛ぶ。自己肯定感が上がる。

消えてしまったら、小さな火を最初にともすのは本人の心でしかない。

その小さな炎を周りは消えないようにサポートをする。

環境によって、燃えやすくもなり、消えやすくもなる。

今までの学校はたくさんの燃料を消費したんじゃないかな。

燃費も車によって違うよね。走る場所や運転の仕方で変わる。

心の燃やし方と進んでいく道が変われば、もっと楽に遠くまで行ける。

そしたら、違う景色が見えてくるし、出会う人も増える。

親と学校の対応について

学校、教室が「怖い場所」へと変化したら、そこには簡単には行けません。

ものすごい大きな壁ができます。

その壁は、視線や評価、集団や同調圧力、感覚過敏…いろいろあるんだろうね。

思春期の頃に出てくる二次障害だとも言われています。

私にも、この壁は見えないし、先生にもわかりません。

でも、娘を見てきてわかる。どうしても1歩が難しい場所があるから。

あ、そこに壁あるんだって。

じゃあ、周りはどう対応したらいいの?

壁はぶち壊さないと入れないでしょ。

この時期にどんなサポートしてもぶち壊す力がありません。

元のように戻そうとすれば壁にぶつかり、また消耗するだけ。

ということで、何をしても難しい時期はあります。

無理なら、別の方法を考えるしかありません。

休養。もう何もしない。これがひきこもりだね。

行ける場所が見つかればそっちに。適応教室やフリースクールなど。

時間によって壁が低くなるなら、その時間に。放課後登校。

視線や集団が怖いなら、人がいなければ壁は低くなります。

それを選ぶのも本人。本人しかわからない壁だからね。

そうじゃないと、やっぱりうまくいかない。

でも、本人でさえわからないことがある。

だからね、行こうとして、やっぱりこれ以上行けないとなる。

楽しい場所には行けて、楽しいことはできる

逆に考えたら、楽しい場所にはすーっと行けるんです。

壁が全くないから。これが、わがままや甘えだと見えます。

これまで制限していたら、心の炎が消えちゃいます。

子ども自身もよくわかってる。

学校は行かなきゃいけない場所で行ってない罪悪感。

この罪悪感が壁を作り出すと、さらにどこにも行けなくなります。

楽しいこともできなくなってしまいます。

教室が怖い気持ちの変化|通信制高校の教室には入れた

今、娘は通信制高校に通っています。

スクーリングに参加しないと単位は取れないし卒業できません。

1年前は、教室に入れないままで、どうするんだろうって思いました。

娘の場合は、中学校の教室、塾の教室、適応教室にも入れなくなりました。

壁だらけになっちゃったんです。さっき話した、別の方法を試してきたんです。なんとかして居場所を探そうとしました。

放課後や保健室を時々利用しました。適応教室は数日でやめました。

先生、スタッフにも理解があり、同じような子たちもいました。それでも、駐車場から動けなくなりました。

もう、居場所を無理に探さなくていい。自宅で休養しようと思いました。

塾はしばらくして、自分から、また行きたいと言いました。

でも、前と同じは難しくて、個別対応、1人の時間帯を作ってもらいました。

そこから、10ヶ月後には数人まで大丈夫になりました。

通信制高校も塾のような、教室内が小人数の高校を選びました。

科目、時期によっては数人になると聞いた。最後は娘自身が決めました。ここなら行けるかもしれないって。

そんな通信制高校もやっぱり行けなくて、駅から引き返した日もありました。

たまに壁がまた出てきますね。なかなかしぶといんです。

それでも、半年後には20人が並んで受ける単位試験の教室にも入ることができました。

そこまでして学校に教室に行かなきゃいけないの?

確かに、学校は通過点で教室に入らなきゃ人生が終わりじゃないです。

それに高卒認定試験もあるよね。

私は、もう学校にこだわっていません。元気でいてくれたらそれでいい。

でも、娘自身が学校に行きたいんです。

矛盾しているかもしれないけど、学校は嫌なことばかりではなかったんですよね。

楽しかった思い出、そして、できていた自分がそこにいて。

だからね、そんな簡単なものではない。学校に行きたい気持ちもある。

そう思っている間はその気持ちに寄りそいます。

まとめ|心が動くまで

「教室が怖い」と言った日から2年が経ちました。

まだ、学校、教室は怖いし不安なんです。

混雑している場所は苦手です。でも、行ける場所が増えてきました。

最近だと、学校行事でミュージカルを観ることができました。

これも1年前は想像できなかったこと。回復してきています。

あるとき、壁がなくなるんです。ひょいって乗り越えます。

環境の違いとタイミング、成長、心の回復具合かなって思います。

そのラインって今でもわかりません。

ただ、どれも共通しているのは、自分から心が動いた時ですね。

心の火がともったのかな。煉獄さん流に言うと「心を動かせ」。まずは、ここなのかなって思います。

そら

ずーっと娘を見てきた母の感想を書きました。

ここからは、不登校の経験があり、ライターとして活躍している方に当時の気持ちも含めて書いていただきました。

不登校経験から今伝えたいこと

不登校の子どもの多くが、学校に行きたいと頭では思っていても体が動かず、登校できないジレンマを抱えています。

不登校というと、学校に行きたくない子どものわがままだと思ったり、無理にでも行かせないと本当に学校に戻れなくなってしまうと親御さんはあせってしまいがちです。

そんな親の姿を一番近くで見ている子どもにとっては、悩んでいる姿を見ていることすらつらいと感じ、余計に自分を責めて、殻に閉じこもってしまいます。

学校には行けるけど教室には入れないと悩んでいることもあります。実際に不登校で相談される方の多くはそのタイプになり、保健室だったり相談室に登校して自主学習をして過ごすことも少なくありません。

なんとかして、授業を受けたい、出席日数、評価につなげたい。それでも、教室にどうしても入ることができない子が思った以上に多いのです。教室に入ることが怖い。まず、そのことを理解してあげてください。

同じように不登校で悩んでいる子どもと勉強したり、カウンセラーと話したりしつつ学校生活を送る子もいます。

不思議と教室以外の場所で過ごしている姿はとても楽しそうなものです。適応教室やフリースクールには伸び伸びと通える子もいます。それぞれ、子どもによって抱えているものが違います。

教室に入れない子どもは、クラスメイトに会うことを嫌がることも多く、登校時間をずらすなどの対策も必要になります。このあたりの対応は学校側、先生方にも理解が必要です。

教室に入れない子どもにはいくつか原因が考えられます。まず一つに「視線」があります。教室に入るとみんなが自分のことを見ているような気がする。視線を感じると過剰に気にしてしまいます。

特に不登校の期間が長くなればなるほど、みんなに噂されている気がする、怖いと教室からどんどん遠ざかってしまうのです。確かに好奇の視線を向けてくるクラスメイトもいるかもしれません。

視線のつらさは不登校をしている本人しかわかりません。まわりがどんなに「大丈夫だよ」「待っているよ」と言っても、本人にとっては「不安」は大きく、負担になってしまいます。

親からも「お友達が待っていてくれているよ」といわれるのは、不登校の子どもにとっては余計に自分を責めてしまいます。手紙などもそうです。状況によっては嬉しく感じる子もいますが、行けない子にはプレッシャーとなります。

また、「いじめ」が原因で教室に入れなくなってしまう子どももいます。本人が自覚している陰口もいじめの一つです。気づかない教師は「気のせい」と片づけてしまうこともあります。

教室に入ると またいじめに合う、誰も助けてくれない、わかってくれないと思うと、足が向かなくなってしまうのです。

学校に行きたくても行けない子どもは本当にたくさんいます。学校には行けるけど教室に入るのが怖いと感じている子どももいます。

十分本人は頑張ろうと努力しています。それなのに「学校に行きなさい」や「今日こそは教室に入ろうか」と話すのは子どもの負担にしかならないのです。まずは、子どもの気持ちによりそってあげることが大切です。

教室が怖い

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